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はちみつと糖尿病
はちみつの販路を拡大するため、ご近所でいつもお世話になっている、薬局に置いていただけるか?相談に行ってきました。
そこで「ハチミツは、糖尿病の人に食べてもらっていいの?」との質問を受けました。
今まで考えたことが無い点に関する質問です。薬剤師としての強い責任感が伝わってきました。
大きな「夏休みの宿題」をいただきました。
早速、「はちみつと糖尿病」の関係について、調べてみました。

はちみつの主な成分は、「ブドウ糖と果糖」です。
吸収されたブドウ糖は、インスリンの働きで、脳、筋肉、臓器に運ばれます。
大切なエネルギー源です。

しかし、インスリンの働きが悪くなってしまうと血液中のブドウ糖が上手く脳、筋肉、臓器に採り込まれず、血糖値が高い状態が続いてしまい、この状態が継続すると合併症が発生する原因になります。
糖尿病の患者さんは、できるだけ緩やかに血糖値が上昇する食事が必要になります。
では、ハチミツはどうでしょうか?
ここからは、大手ハチミツ会社のデータをお借りして、説明します。
まずは、「GI値」と「II値」についてです。
「GI値」とは、「グリセミック・インデックス」の略。食品ごとの血糖値の上がりやすさを示したもので、GI値が低いほど、血糖値が上がりにくく健康によい食品とされています。「II値(インスリン・インデックス)」という指標もあり、これも低いほど、糖の代謝に必要なインスリンホルモンを過剰に分泌させない、よい食品とされています。甘みの強いはちみつは高GI食品(血糖値が上がりやすい)というイメージがあるようですが、実際のところはどうなのでしょうか?

健康な成人男女(21~73歳)に、異なる7種類のはちみつを摂取させ、摂取前後の血糖値とインスリン値からグリセミック・インデックス(GI値)およびインスリン・インデックス(II値)を算出することで、はちみつがヒトの血糖値およびインスリン分泌に与える影響を評価しました。
その結果、GI値、II値 ともに、7種の中ではアカシアはちみつ(日本産、ルーマニア産)が最も低い数値を示しました。

ブドウ糖と比較した場合、はちみつでは血糖値が元に戻りやすいという結果も得られました。
また、はちみつのフルクトース含有率とII値とは負の相関を示すこともわかりました。アカシアはちみつ(日本産、ルーマニア産)が血糖値の上昇やインスリンの分泌を最も効果的に抑制したのは、試験したはちみつの中で、フルクトース含有率が最も高いためと考えられます。

食べすぎには注意が必要ですが、ハチミツは糖尿病の方にも食べていただけることがわかりました。
特に「アカシアはちみつ」がお勧めです。
今回は、糖尿病の患者さんに関して書かせていただきましたが、糖尿病の予防にもハチミツが、力を発揮することがわかりました。
次回は、「はちみつと糖尿病の予防」に関してです。
そこで「ハチミツは、糖尿病の人に食べてもらっていいの?」との質問を受けました。
今まで考えたことが無い点に関する質問です。薬剤師としての強い責任感が伝わってきました。
大きな「夏休みの宿題」をいただきました。
早速、「はちみつと糖尿病」の関係について、調べてみました。

はちみつの主な成分は、「ブドウ糖と果糖」です。
吸収されたブドウ糖は、インスリンの働きで、脳、筋肉、臓器に運ばれます。
大切なエネルギー源です。

しかし、インスリンの働きが悪くなってしまうと血液中のブドウ糖が上手く脳、筋肉、臓器に採り込まれず、血糖値が高い状態が続いてしまい、この状態が継続すると合併症が発生する原因になります。
糖尿病の患者さんは、できるだけ緩やかに血糖値が上昇する食事が必要になります。
では、ハチミツはどうでしょうか?
ここからは、大手ハチミツ会社のデータをお借りして、説明します。
まずは、「GI値」と「II値」についてです。
「GI値」とは、「グリセミック・インデックス」の略。食品ごとの血糖値の上がりやすさを示したもので、GI値が低いほど、血糖値が上がりにくく健康によい食品とされています。「II値(インスリン・インデックス)」という指標もあり、これも低いほど、糖の代謝に必要なインスリンホルモンを過剰に分泌させない、よい食品とされています。甘みの強いはちみつは高GI食品(血糖値が上がりやすい)というイメージがあるようですが、実際のところはどうなのでしょうか?

健康な成人男女(21~73歳)に、異なる7種類のはちみつを摂取させ、摂取前後の血糖値とインスリン値からグリセミック・インデックス(GI値)およびインスリン・インデックス(II値)を算出することで、はちみつがヒトの血糖値およびインスリン分泌に与える影響を評価しました。
その結果、GI値、II値 ともに、7種の中ではアカシアはちみつ(日本産、ルーマニア産)が最も低い数値を示しました。

ブドウ糖と比較した場合、はちみつでは血糖値が元に戻りやすいという結果も得られました。
また、はちみつのフルクトース含有率とII値とは負の相関を示すこともわかりました。アカシアはちみつ(日本産、ルーマニア産)が血糖値の上昇やインスリンの分泌を最も効果的に抑制したのは、試験したはちみつの中で、フルクトース含有率が最も高いためと考えられます。

食べすぎには注意が必要ですが、ハチミツは糖尿病の方にも食べていただけることがわかりました。
特に「アカシアはちみつ」がお勧めです。
今回は、糖尿病の患者さんに関して書かせていただきましたが、糖尿病の予防にもハチミツが、力を発揮することがわかりました。
次回は、「はちみつと糖尿病の予防」に関してです。
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